「痛み止めで胃に負担がかかるのが不安で・・・」そういった声を聞くことが良くあります。確かに入っている成分によっては胃に負担をかけてしまう場合があります。
今回は胃に負担がかかりにくい成分についてご紹介します。
胃にやさしい痛み止めの成分
ズバリ「アセトアミノフェン」です。
アセトアミノフェンは痛み止めの中でも胃に負担をかけにくく、胃腸に不安がある方でも使いやすいです。市販薬では他に「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」が入っているものもありますが、どちらかというとこちらのほうが胃に負担がかかりやすいものになっています。
3成分を比較した記事はこちら
痛み止めが胃を荒らす原因
そもそも胃は自身の胃酸に溶かされないように胃粘膜というもので守られています。その胃粘膜を生みだすのにかかわる「プロスタグランジン」という成分があるのですが、イブプロフェンやロキソプロフェンといったNSAIDsという分類の成分はそのプロスタグランジンの産生を邪魔する働きがあります。また痛みどっめの成分自体が胃粘膜そのものを荒らすとも言われています。
主にそういった2つの作用で胃を荒らすといわれています。
アセトアミノフェンについて
アセトアミノフェンの歴史は長く、100年ほどの歴史があります。しかしそんなに長く使われているのに鎮痛作用の詳しい働きはわかっていません。ただ長く使われてきているので経験値がたくさんあり、その上で胃などへの負担が軽いとされています。
というのも先ほど説明したプロスタグランジンの産生をアセトアミノフェンはあまり邪魔しないため、胃にやさしいといわれています。
イブプロフェンやロキソプロフェンは炎症を抑える効果があるのに対し、アセトアミノフェンは炎症を抑える効果はほぼありません。ケガなどの炎症が強い場合はイブプロフェンやロキソプロフェンなどがおすすめと言えるでしょう。
お子様にも使われることが多く、実際に処方箋でも子供の解熱鎮痛薬といえばアセトアミノフェンで処方されることが多いです。市販薬でもお子様が使える飲み薬や坐薬などもあるのでお子様でも使えるくらい負担が軽い薬と考えていただいていいかと思います。
代表的な商品としては「カロナールA」などがあります。
アセトアミノフェンの注意点
胃にやさしい成分ではありますが、使用量などによっては肝臓に負担をかける場合があります。市販薬の範囲で使っていただく分には大きな影響は考えにくいですが長い期間続けたり、大量に飲んでしまった場合は注意が必要です。
また胃にやさしい成分ではありますが、胃への負担が0というわけではありません。アセトアミノフェンを含むお薬も他の痛み止め同様、空腹時を避けて飲むのがおすすめです。
まとめ
このようにアセトアミノフェンは歴史も深く、安全性も比較的高いため、胃腸に不安がある方は非常におすすめとなっております。胃への不安が第一という方はまず、アセトアミノフェンが入っている痛み止めをご検討いただくのがよいかと思います。
※本記事の内容は一般的な情報に基づいて作成しています。市販薬の選択や使用にあたっては、用法・用量を守り、添付文書をご確認ください。不安な点がある場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、医師・薬剤師にご相談ください。
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