授乳中に使える痛み止め

鎮痛薬

「今、授乳中なんですけど使える痛み止めはありますか」と質問を受けることがよくあります。お薬がお子さんに影響してしまわないか不安ですよね。今回はそんな時に使いやすい解熱鎮痛剤をご案内します。

授乳中比較的安全に使える成分

比較的安全に使える成分として市販薬でも多く使われている3種類を今回はご案内します。それは「イブプロフェン」「ロキソプロフェン」「アセトアミノフェン」です。この3種類は授乳中でも使いやすく、おすすめになっています。基本的にこれらの有効成分だけが入っているお薬が使用しやすいです。

3種類の成分を比較した記事はこちら

痛み止めの主な成分の違い

授乳中できれば避けたほうがよい成分

鎮痛薬の効果を高めたりするために配合される「カフェイン」「アリルイソプロピルアセチル尿素」などは注意が必要です。少量(1%程度)ですが母乳中に移行して、カフェインだと覚醒作用、アリルイソプロピルアセチル尿素だと鎮静作用が出る可能性があります。どちらも過度に怖がる必要はありませんが、最初に選ぶのであれば配合されてないものを選ぶのがおすすめです。

それぞれの成分のおすすめ商品

・イブプロフェン

「リングルアイビー」~イブプロフェンのみを含んでおり、液体inカプセルなので効き目も早く期待できます。

「リングルアイビーα200」~イブプロフェンをさらに増量した商品で、より痛みが強い方におすすめです。

・ロキソプロフェン

「ロキソニンS」~有効成分であるロキソプロフェンだけを含んでいます。こちらもイブプロフェン同様強く早く効かせたい人におすすめです。

「ロキソニンSプラス」「ロキソニンSクイック」~ロキソプロフェン以外に胃薬の成分が入っていますが、配合されている胃薬の成分は大きく影響すると考えにくいため、ロキソニンを使いたいけど胃に不安がある方はこちらの2種類もおすすめです。

ロキソニンSシリーズを比較した記事はこちら

ロキソニンSシリーズの選び方

・アセトアミノフェン

「カロナールA」「タイレノールA」~名前は違いますがどちらもアセトアミノフェンだけを含んでおり、その成分量も1回あたり300mgと同じです。胃に不安がある方にはこちらのアセトアミノフェンがおすすめです。またアセトアミノフェンは小児領域でもよく処方される成分と同じものとなるのでお子様への影響も最小限になると考えられます。

それでも不安がある方へ

「安全とは言われているけどやっぱり使うのが不安・・・」という方にはおすすめの使うタイミングもご紹介します。

おすすめのタイミングは「お薬を飲んだ直前直後」です。

なぜかというと薬が体に入って母乳中に行く流れとしては一般的な錠剤の場合

胃で錠剤が溶ける→小腸で吸収される→血液に入っていく→母乳中へ

となるのですがロキソプロフェンであれば1時間程度で血中濃度が最大になります。そして4時間くらいで体から抜けていきます。

そのため飲んだ直前直後は血中濃度は高くなく、おすすめタイミングと言えます。

まとめ

授乳中でも痛みなどあるときは我慢せず薬に頼りましょう。逆に痛みなど我慢しすぎてしまうとメンタル面などにも影響が出てきてしまう場合があります。

※本記事の内容は一般的な情報に基づいて作成しています。市販薬の選択や使用にあたっては、用法・用量を守り、添付文書をご確認ください。不安な点がある場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、医師・薬剤師にご相談ください。

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