ご相談で「病院でもらった塗り薬と同じものはありますか?」とよく受けることがあります。その中でステロイド薬という分類のものの相談を受けることが多いです。最初にステロイド薬とはどういうものか簡単に説明して、おすすめ商品をご案内します。
ステロイド薬とは
ステロイドはもともと体で作られている成分であり、その効果を高めたり合成してできたものがステロイド薬になります。飲み薬などもあったりしますが今回は塗り薬をご紹介します。また今回は抗生剤を含まないタイプのものをご紹介します。傷になってしまっている状態や化膿しているときは今回ご紹介する薬は使わないほうがいいです。
ステロイドの強さ
ステロイドと言っても様々な成分があり、成分によって強さが変わってきます。その強さの並びをステロイドランクというのですが、強い順に
ストロンゲスト→ベリーストロング→ストロング→ミディアム(マイルド)→ウィーク
となっています。
そして市販薬はストロンゲスト、ベリーストロングは存在しません。
ウィーク、ミディアム、ストロングの中から選んでいただく必要があります。どの強さを選ぶかについては使う部位と症状によって変わってきます。
ウィークを選ぶ時のポイントとおすすめ商品
小さなお子様に使用する時おすすめになっています。小さいお子様は肌もまだ薄く、お薬を吸収しやすい状況です。そのためウィークでも充分な効果を得られやすいです。最初に使用するのであればウィークのものでも充分かと思われます。
おすすめの商品は
・コートfMD軟膏~ステロイドの中でも一番弱いプレドニゾロンという成分が入っています。
ミディアムを選ぶ時のポイントとおすすめ商品
市販薬の中ではちょうど真ん中の強さにあたるため、一番使いやすいとも言えます。処方箋のお薬でもよく出る「ロコイド軟膏」もこのミディアムの強さになります。
おすすめの商品は
・コートfAT軟膏~プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルという成分が入っています。一緒に局所麻酔成分であるリドカインや殺菌成分なども入ってくるので様々な状況に使いやすいです。
ストロングを選ぶ時のポイントとおすすめ商品
市販薬では一番強い部類です。そのため炎症が強いときなどはこのランクがおすすめになります。
おすすめの商品は
・リンデロンVsシリーズ~成分としてベタメタゾン吉草酸エステルという成分が入っています。軟膏、クリーム、ローションの3種類が存在しており使う場所や塗心地で選んでいただくことができます。
効果を最大限発揮する塗り方
実は塗り方もかなり重要になってきます。薄く塗ると肌は凸凹しているため薬が充分に行き渡らない可能性があります。そこでFTU(フィンガーチップユニット)という考え方が重要になっていきます。
大人の方の人差し指第一関節から爪先までチューブから出していただくとそれが大人の手のひら2枚分程度塗れる量と言われています。また塗った後軽くティッシュがくっつくくらい塗るとよいと言われており、塗る際も擦りこむのではなく優しく塗り広げるのが大事になっていきます。
受診の目安
ステロイドは市販薬で使う場合短期勝負になります。1~2週間程度使用しても改善しない、悪化していくなどの場合は皮膚科などの受診をおすすめいたします。
※本記事の内容は一般的な情報に基づいて作成しています。市販薬の選択や使用にあたっては、用法・用量を守り、添付文書をご確認ください。不安な点がある場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、医師・薬剤師にご相談ください。


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