「お腹が痛くなりにくい便秘薬はありますか?」「初めてで優しい下剤を使いたい。」そのようなご相談を受けることがあります。そんな中でおすすめな「酸化マグネシウム」について解説していきます。
酸化マグネシウムとは
酸化マグネシウムは胃薬や下剤として配合されている薬になります。一般的に胃薬として使う量よりも下剤として使われる成分量のほうが多いです。
酸化マグネシウムは腸内に行くと体の中に吸収されずに、腸で余分な水分を吸収して便を柔らかくする効果があります。
なぜお腹にやさしいの?
下剤には「刺激性下剤」と「非刺激性下剤」の2つに大きく分けられます。
刺激性下剤~腸を動かして排便を促すためおなかが痛くなる場合が多いのです。
非刺激性下剤~腸への刺激が強くないためお腹が痛くなりにくいのです。
そして酸化マグネシウムは非刺激性下剤になります。
どんな人におすすめ?
お腹が痛くなりやすい人~刺激性ではないのでお腹が痛くなりにくい
初めて下剤を使う人~非刺激性で優しい効き目なので調節していくことができる
便が固く水分量が少ない方~便に水分を集める効果なので便を柔らかくすることができる
酸化マグネシウムを含む下剤の商品とそれぞれの特徴
| 酸化マグネシウムE便秘薬 | 速崩錠(水で飲むと口中で速やかに崩壊し、錠剤が苦手でも飲みやすい。ほのかなレモン風味)、5歳以上から使用可能。 |
| ビオフェルミン酸化マグネシウム便秘薬 | 整腸剤(ラクトミン)が入っており、腸内環境を整えやすい。5歳以上から使用可能。 |
他にも商品はいろいろありますが、成分的には似通っているものが多いです。
酸化マグネシウムの注意点
・高マグネシウム血症~基本的に酸化マグネシウムは体に吸収されていかないのですが、ご年齢が高い方や腎臓が悪い方などはマグネシウムが体の中に溜まりやすくなります。高い状態を高マグネシウム血症と言います。
マグネシウムが高くなると吐き気や力が入りにくい、眠気など出てくるような場合があります。そのような時は使用を中止して医師、薬剤師等にご相談ください。
お薬以外のお通じ対策
酸化マグネシウムもあくまで対症療法です。まずは生活習慣などを見直してみると便秘が改善していく可能性が高いです。
・運動~適度な運動を行うことで腸自体に刺激を与えることができます。(腸ひねり体操など)
・食事~食物繊維を意識して摂り、水分も適度にとると効果的です。(穀類やイモ類、野菜類など)
・排便リズム~排便したいときにはあまり我慢せず自然に排便することで正しいリズムを得られる可能性があります。
まとめ
酸化マグネシウムは初めて使う便秘薬として非常に使いやすいです。便秘薬で迷ったらまずは酸化マグネシウムのお薬をお試しください。
※本記事の内容は一般的な情報に基づいて作成しています。市販薬の選択や使用にあたっては、用法・用量を守り、添付文書をご確認ください。不安な点がある場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、医師・薬剤師にご相談ください。

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